私、かわいそう

ケントが同じことを言い続け、しょっちゅうパニックを起こしていた15年前。

私は自分をかわいそうだと思っていた。

毎日拷問のように同じことを言われ、それもどうしようもないことを言われるわけで、こんなに辛い思いをしている私をかわいそうだと思っていた。

 

でも、残念ながら自分をかわいそうだと思っている状態だと、そこからなかなか抜けられない。

だって、自分のことしか見えていない。

「こんなにかわいそうな私を助けて」とは思っても、
この事態を改善するために私が変わろうなどとはさらさら思わない。

 

まー 私はケントに変わってほしかったのだ。

 

そんなふうだと事態は変わらない。

 

後に私の本の推薦文を書いてくださった佐々木正美先生の講演会に行った。

佐々木先生は愛にあふれたお優しい方だが、講演会の中で
「本人が一番辛い思いをしています。ですからまわりが変わらなきゃ行けない。お母さんが変わるんです」っていうようなことをおっしゃった。

 

佐々木先生は「お母さんも大変ですね」とはおっしゃらなかった。

 

私の頭の中は「私、かわいそう」と「お母さんが変わるんです」がぐるぐるした。

 

だいたい「私、かわいそう」と思っていても、何も変わらなかった。

 

私が変わるしかないか……

 

意識を変える

 

 

 

 

 

 

 

自分がかわいそうだと思っているってことは被害者って立場にいる。

つまり何かい?

ケントが加害者か?

そんなわけないだろ!

 

だって、ケントだってつらそうな顔をしながら、同じことを言い、パニックを起こしているのだから……

 

私はケントの親だ。

ケントよりずっと長く生きている。

そして、神様は私を信頼してケントを託してくださった。

 

自分をかわいそうだと思っている場合じゃない。

 

 

私が変わるしかないだろ!

 

あれから15年がたった。

 

ずっと自己憐憫に浸っていたら、どうなっていたのだろう?

 

佐々木先生が「お母さんも大変ですね」と言わず、
「あなたが変わりなさい」とはっき
り言ってくださったこと。

 

本当にありがたいことだった。

 

あらためて

 

感謝m(__)m

 

 

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