家庭訪問で

次男の先生が、家庭訪問で初めてわが家に来て下さった。

私は先生と穏やかに話していた。

そこへケントがやって来た。
その時、ケントは高校1年生だった。

多分、すごく機嫌が悪かったのだろう。

いきなり、話に入って来て「それは次男が望んでいることなのか?」とつっかかってきた。

私が「本人の意志だ」と言っても全然聞かず、終いには、怒鳴りながらテーブルを思いきり叩いた。

最後に「本当に、それがあいつの気持ちなのかもう一回聞け!」と言い残してどこかへ行ってしまった。

まさしくトルネードケント全開の出来事だった。

まー いつものことで私は慣れているが、先生もそこにいらっしゃったわけで、さすがに驚かれたようだ。

あれを見て驚かない人はいないと思うけど……

先生に見守られている

私が先生に謝ると、先生はこうおっしゃった。

「私は特別支援学校にいましたから、たくさんの子のパニックを見てきたので大丈夫です。
それに、ケント君が弟さんを思う気持ちが伝わってきました。本当にケント君は弟さんを思っているのですね」

あの大騒ぎの直後に先生はそうおっしゃったのだ。

あんな状態の中で、つまりケントはずっと怒鳴っていたのに、ケントが何を言ってるか先生は聞いて下さっていた。

本当にすごい先生だと思った。

こういう先生に次男は見守られている。

ありがたいことだった。

この先生に次男は2年間お世話になった。

たくさんやり取りはしたが、いつも私は先生を信頼していたので、最後は先生にお任せすることができた。

本当に良い関係だったと思う。

これだけ、先生を信頼できたきっかけは、ケントのあの出来事のお陰かな(^_^;)