母は乳がんだった

昨日のコラムの中で母がガンになったことを書いたけど、もうちよっと詳しく書いてみようと思う。
母は乳ガンだった。
伸ばしに伸ばして医者に行ったときはけっこう大きくなっていて、
母は「私は死んじゃうんだわ」と思って、さんざん泣いたと言う。
そして弟と私がこの事実を知ることとなった。

 

 

実は庭に出て木を切る前に、リビングのソファーに座り、私は母と同じように「母が死んじゃったらどうしよう」と泣いた。

だけどこのまま泣いていてもどうしようもないことは分かっていた
それでおもむろに外に出て、ノコギリを持ち、木を切り始めた。
とりあえず、無心で木を切り、草をむしっているうちに私の心に変化が生じた。
ありがたいことに、不安でいっぱいだったのが、開き直ったと言うか、やるだけやってみようというポジティブな気持ちに変わっていた。
だいたい不安て実態がない。
こうなったらどうしようという、ただの妄想だ。
それなら、逆に良いことを妄想すればいいのだ。
夫や弟夫婦と話し、私たちは母に対して、ポジティブなことだけを言うことにした。
そして、4人揃って、母を訪ねた。
4人でポジティブなことを言い続け、おまけに笑って話した。
「お母さん、元気になってお父さんと一緒に旅行に行くんでしょ。
どこに行きたいの?
必ず、またお父さんと旅行できるから、それを楽しみにしていてね」泣いていた母の表情がみるみる明るくなってきた。
そして母は最後にきっぱり言った。

 

 

再び旅行に・・・

「お母さんもう2度と泣かない。
手術をしてもらってさっぱりする」
当然、抗がん剤は使わない。
治療についても自分で決断した母は、吹っ切れた感じで、元気が戻ってきた。
手術を受け、リハビリに励んだ。
そして、元気になった母は、父と再び、旅行に行くことができた。
10年以上たつが父と二人で幸せに暮らしている。
ちなみに父も2回のガンを克服している。
ポジティブでいるかネガティブでいるかは自分の選択。
私たちはそのどちらかを選ぶことができる。