私たちが引っ越してきたのは1ヶ月前だった。

 

 

当然最寄り駅は違う。

 

 

引っ越していなかったら、昨日のことに遭遇していなかった。

 

 

そして、次男が昨日出かける前にリビングに入ってきたときに、わたしはズボンに小さな汚れを見つけた。

 

 

次男は出かけようとしていたが、わたしは「ズボンを履き替えた方がいいんじゃないか」と次男に言った。

 

 

電車の時間もあるし、基本的に次男は面倒くさがりのところがあって、ちょっと抵抗したが、結局はズボンを履き替えてしばらくして出かけた。

 

 

つまり、次男が前日にラーメン屋さんでズボンにシミを付けていなかったら‥

 

 

その汚れをわたしが見つけなかったら‥

 

 

次男が、ズボンを履き替えずにそのまま出かけていたら‥

 

 

あのことには出会わなかった。

 

 

次男はカウンセリングの勉強を続けている。

 

 

散々苦戦していたが、数日前にやっと進歩を自覚して喜んでいた。

 

 

試験も近いし、たくさんのことを学んでいる。

 

 

今回のできごとと向き合うにあたって、今までの知識が役立っていることが話していて分かった。

 

 

次男は長年、フラッシュバックで苦しみ続けてきた。

 

 

そこから逃れる方法も自分なりに見つけた。

 

 

そのことは本(自閉症スペクトラムとADHDの自分が見つけた未来)にも書いている。

 

 

このところ、やっとフラッシュバックで苦しむことがなくなっていた。

 

 

そのことは次男を随分と楽にした。

 

 

次男はこれから、たくさんのことを乗り越えて行くのだろう。

 

 

苦しさを抱えながらも、帰りに買い物を頼むと快諾してくれた。

 

 

静かな日常を取り戻す。

 

 

しかし、心に刻まれた思いは、どなたかのお役に立つために大切にしまわれたと思う。

 

 

亡くなられたお嬢さんのこと、ご家族のこと、次男のこと‥

 

 

何もできないなんていうことはなくて、

 

 

祈ることはできる。

 

 

その祈りは必ず天に届く。

 

 

 

堀内祐子の書籍

ADHDと自閉症スペクトラムの自分がみつけた未来~親子でふり返った誕生から就職まで~

 

発達障害の子とハッピーに暮らすヒント―4人のわが子が教えてくれたこと

 

発達障害の子が働くおとなになるヒント―子ども時代・思春期・おとなへ