買い占めたアメ

数年前の小さなことなのに、忘れられないことがある。

私は1ヶ月に1回実家に行って両親と買い物をしたり、食事をしたりする。

そのときに、母は何かしらおみやげを持たせてくれる。

大したものではないのだけど、
父が作った野菜だったり、母が作った梅干しだったり、食べ切れないお菓子だったり……

その日母は、ミルクのアメを持たせてくれた。

おいしかったので「おいしかったよ。ありがとう」とお礼の電話をした。

数日後、そのアメがたくさん送られてきた。

またお礼の電話をすると母は嬉しそうに言った。

「ゆーちゃんがおいしいって言ったから、お母さん、セブンイレブンに行って、そのアメを全部買い占めて来ちゃった」

それを聞いたら、なんだか胸がいっぱいになった。

母は私を喜ばせようと、わざわざアメを買いに行ってくれた。

母は高齢のため、自転車も乗らなくなったし、胸にはペースメーカーが入っている。

ゆっくりゆっくり歩きながら、買い占めたアメを持って、満足げに歩く母の姿を思い浮かべる。

 

愛の意識は伝わる

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私は長いこと親から愛されていると感じることはなかった。

母は優しくてすばらしい母だった。

大切にしてもらったと思っている。

でも私はなかなか愛を感じることができなかった。

反抗期も長く、どれだけ憎たらしい口をきいたか分からない。

それでも母はただ、ただ、変わらず愛を送ってくれていたのだと思う。

親として教えることは大切だけど、それより大切なことは「愛すること」

子どもはだいたい親を見ているから、くどくど言わなくても何が大切か分かる。

だから、日々愛を伝えることに専念して良いのだと思う。

今の私があるのは母のお陰だと思っている。

意識はじわりじわりと伝わって子どもに力を与える。

そのときは気付かなくても、いつかきっと分かる日が来る(*   *).。.:*

 

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