結婚式の写真を持って

 

一年が経った。

 

昨年の4月、ケントが私の実家に結婚すると電話した。

 

もちろん、ケントは祝福してくれると思っていた。

 

しかし、その真逆の結果となった。

 

それから私は父に会っていない。

 

でも以前書いたように、ケントの結婚式の写真を持って実家に行くことにした。

 

 

話は変わるが、たまたま行こうと思った日は父方の祖母の命日。

 

どうせならおばあちゃんのお墓まいりがしたかった。

 

私は祖母のことが大好きで、亡くなったときは号泣だった。

 

母にお墓まいりに行こうと言ったのだけど「お彼岸に行ったから‥‥」という返事だった。

 

ところが、数日経つと母から電話があり「お父さんが、おばあちゃんの命日を祐子が覚えていてくれたとすごく喜んでお墓まいりに行きたい」と言っているということだった。

 

それで、今日はケントの結婚式の写真や孫ちゃんの写真を持って実家に行ってきた。

 

もちろんお墓まいりにも行った。

 

もう、おばあちゃんはすごく喜んでいた。

 

私が父とおばあちゃんのお墓まいりに来るように働きかけていたわけだ。

 

 

おばあちゃんの助け

 

 

 

 

 

 

 

 

一年前、ケントの結婚の報告を聞いて激怒した父は黙って写真を見ていた。

 

孫ちゃんの写真を見て「こんなに大きくなったのか」とぽつっと言った。

 

母は嫁ちゃんのことも孫ちゃんのこともかわいいと言っていた。

 

そりゃーかわいい❗

 

自慢の嫁ちゃんと孫ちゃんだ。

 

父も母も元気で、二人とも毎日体操をしているそうで、母は体操をしてから腰痛がなくなったらしい。

 

お隣りのお家の赤ちゃんを抱かせて頂いたりして、父も母も幸せそうだった。

 

 

一年という時間がかかった。

 

その中であれだけ怒っていた父は何も言わなくなったし、父が一言も祝福の言葉を言わなかったことも私はそんなに気にならなかった。

 

ケントの会社が株式会社になったことを伝えたときだけは「そうか」とちょっとだけ嬉しそうだった。

 

 

別れ際に、父は私にまた来るように言った。

 

一年間、顔を見せなかったことがやはり寂しかったのだと思う。

 

 

桜が満開のときに亡くなったおばあちゃんが、桜の季節にひと肌脱いでくれたのだと思った。

 

 

おばあちゃん、ありがとう🌸