朝食を食べるときに次男がポツッと言った。

 

「今日は、なんだか変なので休みます」

 

「変って何が変なの?具合が悪いの?」

「昨晩、寝る前に力が抜けたのです。
魂が抜かれたような‥
突然、力が抜けて行ったんです」

 

どうやら風邪をひいたとか熱っぽいとかそういうことではなさそうだ。

 

基本的に毎日出かけて行くので、休むと言うときはそれなりに調子が悪い。

 

次男は休む、休まないは子どもの頃から自分で決めているので、それに対してはそのままいつも受け入れる。

ただ、いつもとちょっと違う感じだったので、もう少し突っ込んで聞いてみた。

 

その返答は‥

 

「土日は比較的ゆっくり休んでいたので、疲れは取れたと思います。
寝るまでは変わりなく元気でいたんです。
寝ようとして横になった瞬間に力が抜けて行ったのです」

 

10年くらい前に出会った謎の整体師の言葉をまた思い出した。

 

「ご次男は寝ている間に人を癒しておられます」

 

先日も浮浪者の方が次男の肩にもたれかかったって話をアメブロに書いた。

 

「また、誰かをあなたは癒したんだよ。
その人はきっと元気になったよ。
良かったね」

 

次男はそれに対して肯定も否定もしなかった。

 

「ゆっくり休みます」

 

そう言って2階に上がった。

 

本当にたまーにだけど、次男は握手をしてくれる。

 

もっとたまーにだけど、肩を揉んでくれることがある。

 

静かで温かな力が注がれる感じ。

 

一緒にいるだけで癒される。

 

かなり大変な日常だったが、なんとかやってこれたことの理由の一つは次男の存在だったと思う。

 

ちまたではキレやすい人が増えている。

 

直ぐに怒る。

 

前頭前野の萎縮とか、ホルモンのことやら色々言われている。

 

アンガーマネージメントは大切だ。

 

でも、次男のようにその人がそこにいるだけで空気は柔らかくなり、穏やかさに包まれる、そんな人がいる。

 

そういう人といると緊張しないからありのままの自分でいることができる。

 

そして、自分の力を発揮することができる。

 

穏やかさの中で育まれるもの。

 

そういう環境の中で子どもたちが育ったら、社会で起きている色んな問題は消えてなくなるだろうなぁ(o^^o)