母からの電話

 

私の誕生日から1週間が経ったとき、久しぶりに母から電話があった。

 

「あのね。お誕生日だったのに、お母さん忘れちゃったの。ごめんね。遅くなったけど、お誕生日おめでとう。いくつになったの?元気でいるの?‥」

 

母の声は明るく、なんだか晴れやかだった。

 

私は新宿駅のホームにいたので、あんまり話せなかった。

 

それでも「私こそありがとう。今まで本当にありがとう」と伝えた。

 

母は87歳。

 

もうすぐ米寿を迎える。

 

毎年決まってお誕生日おめでとうの電話をくれるが、このところ誕生日にかかってくることは少ない。

 

それでも、覚えてもらっているのはやはり嬉しい。

 

 

あなたのせいじゃない

 

 

 

 

 

 

 

話は変わるが、浅間大介さんの講演の中で大介さんが何度となくおっしゃったこと。

 

「あなたが物事を否定的に捉えるとか、自分に自信がないとか、それ全部親のせいだから、あなたは悪くないから、その親もその親のせいでそうなっちゃったの。先祖代々続いているわけ。
だからね、あなたはそうじゃなく生きれば良いの。あなたの人生なんだから」

 

大介さんは本当にたくさんのお母さんのカウンセリングをしてこられた。

 

その経験の中で、親とのことで苦しんでるいる方が多いと分かっていらっしゃる。

 

その中での言葉なわけだ。

 

明るく笑いながらおっしゃっていたが、それは本当に大切なことだと思いながら聞いていた。

 

「もう、全部親のせいなんだから、あなたは自分の人生を好きなように歩みなさいよ」

 

温かで、優しくて、そして力強いエールだった。

 

 

ありがたいことに、私は母から信頼され愛されて育ったと思う。

 

しかし、同時に父親からは否定されながら育った。

 

もちろん、今ではその辺のことは大分乗り越えたと思っている。

 

それでも、かなり長いこと父親から言われたことを引きずっていた。

 

 

そのときに、

 

「ぜーんぶお父さんが悪いの。あなたは悪くないから、もう自分の道を好きに歩いて行きなさい」と、真っ直ぐ伝えてくれた人がいたらどうだっただろうか‥‥

 

 

人のせいにすることはよろしくないと思いながら生きてきたから、そんなふうに言われたらびっくりしたと思うけど、きっと気持ちよかったんじゃないかな?

 

 

ここまではっきり言われたら、ほんと気持ち良い。

 

 

わたしは、私の人生を幸せに生きよう٩(^‿^)۶