父の涙

父は「お前はダメだ」と言いながら私を育てたが、決して私が憎かった訳ではない。

父の思いを感じるエピソードや思い出もいくつかある。

私は低体重児で生まれ、しかも、生まれてもなかなか泣かず、逆さにされて、お産婆さんにさんざん背中をたたかれて、やっと泣いた。

生まれて、13日目くらいに、突然、おっばいを全く飲まなくなって、泣かないし、グッタリしてるし、どうしようもなくて医者が呼ばれた。

医者が来ても、原因が分からず、やりようがなくて、このままだと死んでしまうということで、親戚の人まで呼ばれるような、状態になったとか……

医者に「この注射を打っても泣かないようなら、あきらめて下さい」と言われ、父は私の顔を見ながら、涙をこぼし、その涙が私の顔の上にポタポタと落ちた。

そこで私が目を覚ませば、ディズニーに出てくるお話みたいなんだけど、残念ながら、私は目を開けることはなかった。

そして、皆が見守る中、その注射が打たれ、私は「ギャー!」と泣いて、現在に至るという訳だ。

この話は母が教えてくれた。

それを聞いたとき、父は私に対して愛情はあったんだなと思った。

でもなぜか、赤ん坊の私は父に抱かれる度に身体をのけぞらせて、ギャン泣きだった。

おまけにあやされても決して笑わない。

これは父だけではなく、誰があやしても笑わなかったらしい。

ベロベロバーとかやっている人の顔をじーっと見て、ニコリともしない可愛げのない赤ん坊だった。

父は、抱けば大泣き、あやしても決して笑わない私に対して、どんな思いだったのだろう?

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キャンプと本

しゃべるようになってからは、私はかなり父に反抗していて、その度に「出て行け」と言われたらしい。

その反面、父は夏休みになると、キャンプに連れて行ってくれた。

テントを張り、飯盒でご飯を炊き、キャンプファイヤーをしてくれた。

そして、出張する度に、おみやげに本を買って来てくれた。

今でも自然の中にいるのは大好きだし、本は子どもの頃から、すごーく読んでいた。

父のおかげかもしれない。

褒められた

いつも怒られてばかりいたけど、子どもの頃に、1回だけ、父に褒めてもらったことがある。

「お前は寝起きがいいなぁ」

我ながら、健気だなぁって思う。

たったの1回、褒められたことをこうして何十年も覚えている。

子どもはそれだけ、親に褒められることが嬉しいのだ。

実は父に対して感謝できたのは1冊目の本を書いていた時だ。

思い出を辿っているうちに、「あー、父は父なりに私を一生懸命愛してくれていたのだなぁ」ってしみじみ思うことができた。

それは私にとって嬉しいことだった。

こんなにたくさんの時間をかけて、父の思いに気付くことができた。

親の思いが子どもに届くのは時間がかかるんだなぁ(^_^;)

 

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