一緒にDVD

私は、かなり憂鬱な気分のまま、朝を迎えたものの、夫の「大丈夫だから、心配すんな」のおかげもあって、だんだんにいつもの調子に戻った。

午後には気分を変えようと、旧作のDVDを借りに行った。

別に気分を変えるためには、旧作である必要はないが、私の中で新作はもったいないから借りないという決め事がある。

だから、けっこう古い、忠犬ハチ公のアメリカ版「ハチ」ともう一つ、ニャンのDVD  を借りた。

どうしても、動物に惹かれる。

そして、何だか分からないが、昨日、「お母様とはお話をしません」と言っていた次男に、何事もなかったように、聞いた。

「ハチとニャンのDVD借りてきたんだけど、一緒に観る?」

「いいですね~。ではお煎餅でも食べながら一緒に観ましょう」

余談だが、次男はスナック菓子は食べないが、お煎餅はオッケーらしい。

そして、お煎餅を食べながら、一緒に「ハチ」を観た。

終わると次男は「なかなか良い映画でしたね」と言って、穏やかに自分の部屋に戻った。

そして、その後変わりなくお母様と呼び、私の相談にのってくれている。

ちなみに後にも先にも一緒にDVDを観たのはこの時だけだ。

その後、面白そうなDVDを借りて来て、一緒に観ようと言ってもいつもやんわり断られる。

つまり、あの時次男は私を安心させるために敢えてDVDを観てくれたのだろう。

ステップアップ

それだけでなく、その後言葉通り次男は学校をあまり休まなくなり部活も始めた。

結局やめてしまったけど、しばらく演劇部に所属して、練習に励んでいた。

また、年末の郵便局の年賀状仕分けのアルバイトにも合格して、冬休みは初アルバイトを体験した。

その時に、次男の働きぶりを見て、郵便局の人が「来年もぜひ来てください」と言って下さったことが、とても嬉しかったと言っていた。

随分いっぺんに階段を登ったようだ。

そのことで、次男は少しづつ自信を付け、大学に進学した。

傷付きました

しかし、1年位前だっただろうか?

次男はその時のことを振り返って、ぽつっと言った。

「あの時は本当に傷付きました」

そんなに傷付いたのに、次男は翌日には今まで通りに私に接してくれた。

次男が私のことを本当に赦してくれたのかどうかは分からない。

あの時、次男は傷付きながらも、私の期待に応えようと努力してくれたのではないかと思う。

そのことを思うと、何だかますます申し訳ないことをしたと、切ない気持ちになる。

友人が言った
「子どもに謝らなくていい、親なんか一人もいない」という言葉が胸に深く突き刺さる。

たくさんの間違えを犯し、傷付けて来たのに、子どもたちはそのことを受け入れ、そして立派に育ってくれた。

赦されて来たんだなぁ( ―  )

 

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