安全地帯
いまどきの小、中学校と同じく…私たちの時代もいじめはあり…
逃れられる場所が学校だった。
自宅でも学校でも両方いじめがあり…逃げ場がないように
聞こえるかも知れませんが…
私は休憩時間になると、
特別学級の重度の障害者で
会話も成り立たない…
カヨちゃんとケイコちゃんが
私の癒しだった。
私は周りの人から『合いの子(今の言い方だとハーフ)』
あの頃は『ハーフ』みたいなオシャレな扱いはなく…
勝手なイメージで母が外国人と浮気して出来た子供で、
『合いの子』とニックネームのように呼ばれ…
根も葉もない噂が立てられていた。
カヨちゃん、ケイコちゃんは
私を特異な目で見る事もなく
いつも同じ目で同じ笑顔で暖かく迎えてくれた。
子供でも大人でも
『安全地帯』は必要である。
ちなみに私は『合いの子』ではなく日本人だ。
今でも外国人と間違えられるが、れっきとした日本人です。
執筆者 ぱう